
新幹線で移動中に「ちょっと仕事のメールを確認したい」「動画を見て時間をつぶしたい」と思ったことはありませんか?
一部の新幹線では、無料で利用できるフリーWiFiが提供されています。スマホやパソコンをインターネットに接続できます。ただし、路線によっては、つながらないこともあるので注意してください。
このページでは、新幹線のフリーWiFiの使い方を紹介します。
新幹線でWiFiが使える対応路線と車両


新幹線では、東海道新幹線や東北新幹線などの主要路線と車両で、フリーWiFiが提供されています。
| 路線名 | SSID名称 | 車両 |
|---|---|---|
| 東海道新幹線(東京〜新大阪) | Shinkansen_Free_Wi-Fi | N700S系車両で対応。7・8号車に「S Wi-Fi for Biz」もあり |
| 山陽新幹線(新大阪〜博多) | Shinkansen_Free_Wi-Fi | N700系・N700S系で対応 |
| 九州新幹線(博多〜鹿児島中央) | Shinkansen_Free_Wi-Fi | |
| 西九州新幹線(武雄温泉〜長崎) | Shinkansen_Free_Wi-Fi | |
| 東北新幹線(東京〜新青森) | JR-EAST FREE Wi-Fi | JR東日本の車両(E5系など) |
| 北海道新幹線(新青森〜新函館北斗) | JR-EAST FREE Wi-Fi | JR東日本の車両 |
| 上越新幹線(東京〜新潟) | JR-EAST FREE Wi-Fi | JR東日本の車両 |
| 秋田新幹線(東京〜秋田) | JR-EAST FREE Wi-Fi | JR東日本の車両 |
| 山形新幹線(東京〜新庄) | JR-EAST FREE Wi-Fi | JR東日本の車両 |
| 北陸新幹線(東京〜敦賀) | JR-EAST FREE Wi-Fi(E7系)/JR-WEST FREE Wi-Fi(W7系) | 車両によりSSIDが異なる |
各路線で、サービスの提供方法やSSID名称が異なります。
フリーWiFiに対応している車両には客室内に、ステッカーが貼られています。
フリーWiFiが、提供されている車両であれば、自由席、指定席、グリーン席、グランクラスなど、どの座席でもWiFiを無料で利用できます。
新幹線でのWiFiの接続方法
新幹線のフリーWiFiは、WiFi接続に対応しているスマホ(iPhone/Android)、タブレット、パソコンなどのデバイスで利用できます。
今回は、東海道新幹線で提供されているShinkansen_Free_Wi-Fiを例に、接続方法を解説します。
パソコンの接続手順

パソコン(iPhone/Android/Chromebook)での新幹線のフリーWiFi接続方法を解説します。
WiFiの接続メニューより、SSID「Shinkansen Free Wi-Fi」を選択します。


ブラウザで、Shinkansen Free Wi-Fiの画面が表示されたら、メールアドレス(GmailやHotmailなども可能)、SNSアカウント(X、Facebookなど)、Yahoo!JAPAN IDのいずれかを入力して、認証を行います。

ログインすると仮登録が完了します。登録したメールアドレス宛に届く、本登録用のURLをクリックすると、インターネットに接続されます。
スマホ・タブレットの接続手順

スマホ・タブレット(iPhone/Android)での新幹線のフリーWiFi接続方法を解説します。

設定のWiFiの接続メニューより、SSID「Shinkansen Free Wi-Fi」を選択します。

ブラウザで、Shinkansen Free Wi-Fiの画面が表示されたら、メールアドレス(GmailやHotmailなども可能)、SNSアカウント(X、Facebookなど)、Yahoo!JAPAN IDのいずれかを入力して、認証を行います。
ログインすると仮登録が完了します。登録したメールアドレス宛に届く、本登録用のURLをクリックすると、インターネットに接続されます。
接続時間の制限に注意
Shinkansen_Free_Wi-Fiは、無料で利用できます。
1日に何度でも利用可能ですが、1回の接続時間は30分です。
30分経過後も、WiFiを利用したいなら、再接続しましょう。
また、最初の登録から21日経過すると、再度、登録が必要になります。
WiFiがつながらない・遅いときの原因と対処法
新幹線のフリーWiFiにつながらない時や遅いときは、以下の原因が考えられます。
・車内の利用者が多く、回線が混雑している
・接続時間の制限に達している
・端末側の設定不具合
新幹線は、移動しているためトンネルや山間部では通信が不安定になります。東北・九州・北陸新幹線など、山岳地帯を多く通る区間では、通信が不安定になりやすいです。
また、朝夕の通勤時間帯や連休は、利用者が多くなり、回線が混雑すると、WiFiが遅くなります。
つながりにくいときは、スマホでテザリングしたり、オフラインでも使えるコンテンツを利用したりといった対処法で、回線が利用できるまで待ちましょう。
端末側の設定を疑う場合は、キャッシュをクリアして再接続したり、別のブラウザ(Chrome、Safariなど)を試したりしてみてください。OSやブラウザのバージョンが古いことで、使えない可能性もあります。
機内モードオンやWiFiがオフになっていないかも確認しましょう。
スマホやパソコンの充電が心配なときは、コンセントを利用しましょう。
新幹線のコンセントが付いている座席は、以下ページをご覧ください。

注意点
新幹線のフリーWiFiは、暗号化されていないオープンネットワークです。
個人情報の入力やネットバンキング、クレジットカードでの買い物、ビジネスの機密情報閲覧などは、避けた方が無難です。
もしくは、通信内容が暗号化されるVPNを利用しましょう。
しかし、新幹線の車内は、多数の乗客が乗っています。
第三者に、画面をのぞき込まれたり、内容を盗み見られたりする可能性もあります。セキュリティの安全性で不安がある人は、使用しない方がいいです。
まとめ
新幹線では、無料でフリーWiFiでの利用が可能です。
スマホやパソコンをインターネットに接続して、動画閲覧も可能です。ただし、山間部や回線の混雑で、つながりにくいこともあります。
安全面で不安がある人は、セキュリティ対策に考慮しましょう。



コメント