
のぞみは、東京〜博多間を最速で結ぶ新幹線です。東海道新幹線と山陽新幹線で運行されています。
新幹線のぞみには、普通車(自由席・指定席)とグリーン車の2種類の座席があります。
どちらを選べば快適に移動できるのか、料金や設備、利用シーンなど、のぞみ普通車とグリーン車の違いを徹底比較してご紹介します。
座席や設備の違い


のぞみは、N700SとN700A、N700系の車両で運行されています。普通車とグリーン車で、車内のデザインが異なりますが、設備は、ほぼ同じです。
のぞみの普通車は「2列+3列」の配置です。3列側は、通路側、窓側、真ん中席があります。
一方、グリーン車は「2列+2列」のゆったりした配置。隣との距離も広く、圧迫感が少ないのが特徴です。床も絨毯のようになっていて、上質な空間となっています。


グリーン車の座席は、シートピッチ(前後の間隔)が広く、普通車と比べて余裕があります。人間工学に基づいた高機能のリクライニングシートとなっていて、クッション性があり、ゆったりした座り心地です。長距離移動でも疲れにくい設計です。
フットレストやレッグウォーマー、読書灯、テーブルもあり、設備が充実しています。普通車にはありません。
また、のぞみのグリーン車には、モバイルオーダーサービスがあります。各座席に設置されたQRコードをスマホで読み取って、軽食や飲み物を注文できます。普通車では、モバイルオーダーサービスは利用できません。詳しくは、JR東海リテイリング・プラスのモバイルオーダーサービス公式サイトをご覧ください。

普通車は、グリーン車よりも座席の間隔が狭いです。リクライニングやテーブルなど、最低限の設備しかないです。

グリーン車は、全席にコンセントがあります。隣の人と奪い合うこともありません。スマホの充電やノートパソコンでの仕事もできます。

のぞみの普通車も、N700Sは、自由席、指定席、グリーン車の全席にコンセントが設置されています。しかし、のぞみのN700系・N700Aの車両には、窓側のA席、E席、最前部・最後部の座席のみにコンセントがあります。
のぞみのコンセントについては、以下ページをご覧ください。


グリーン車はビジネス利用が多く、車内は静かで落ち着いた雰囲気です。料金が高いこともあって、乗る人が少なく、空いています。
子供連れや学生旅行では、あまり利用されないので、にぎやかな感じではありません。
新幹線で寝たり、仕事に集中したりしたときにも、グリーン車にはメリットがあります。
グリーン車のメリットは、以下ページをご覧ください。

車両の違い

新幹線のぞみは、N700SとN700A、N700系の車両で運行されています。
普通車(自由席・指定席)とグリーン車は、車両の位置が異なります。
普通車自由席:1~2号車
普通車指定席:3~7号車、11~16号車
グリーン車:8~10号車
普通車自由席:1~2号車
普通車指定席:3~7号車、11~16号車
グリーン車:8~10号車
普通車(自由席・指定席)は、新幹線の前方から後方に、配置されています。
グリーン車は、真ん中に配置されていて、どの駅でも、ホームの真ん中あたりに停車します。そのため、ホームのエスカレーターや階段に近いです。
自由席に乗ったことがある人なら経験があると思いますが、自由席は前の方にあり、階段まで遠いです。グリーン車の方が、駅での乗り降りも、楽になります。

料金の違い

のぞみのグリーン車と普通車では、約4,000〜5,000円程度の料金の差があります。
以下は、主な区間の料金比較です(通常期・片道・大人1名分)。
| 区間 | 普通車自由席 | 普通車指定席 | グリーン車 |
|---|---|---|---|
| 東京〜新大阪 | 13,870円 | 14,720円 | 19,590円 |
| 東京〜名古屋 | 10,560円 | 11,300円 | 14,960円 |
| 東京〜京都 | 13,320円 | 14,170円 | 19,040円 |
| 東京〜博多 | 22,220円 | 23,810円 | 31,070円 |
※料金は変更になることもあります。最新料金はJRおでかけネットをご覧ください。
グリーン車の料金は高いですが、座席の快適性や静音性、サービスの質が高いです。長距離移動やビジネス利用には十分な価値があります。
コスト重視の場合は、普通車自由席や普通車指定席がおすすめです。短距離移動の場合も、グリーン車は、料金に見合った価値を感じにくいです。
お得に乗る方法
のぞみは、新幹線ホテルパックやぷらっとこだま、EX予約・スマートEXの早特などで、お得に乗ることが可能です。
新幹線ホテルパックが安い
日本旅行の新幹線ホテルパックは、新幹線往復のチケットと宿泊をセットで、安く購入できます。
宿泊とセットで購入するなら、断然お得です。ホテルにより異なりますが、別々に予約するよりも、1万円以上安くなることがあります。家族旅行にもおすすめです。
宿泊とセットで、のぞみを安く利用したいときにおすすめです。
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グリーン車はぷらっとこだまが安い
ぷらっとこだまは、東海道新幹線のこだま号のチケットを格安で購入できるJR東海ツアーズのプランです。
こだま号に限定されますが、通常料金よりも数千円安いです。料金を900円~1,250円(乗車区間により異なる)追加すると、こだま号のグリーン車も格安で乗ることができます。
片道プランなので、1回の予約で、往復予約はできません。しかし、片道ずつ2回(行きと帰り)予約することで、往復で利用できます。日帰りでも、新幹線を安く利用できます。
しかも、1ドリンク引換券付です。駅の売店で、ドリンクと交換できます。
新幹線のチケットのみ安く買いたい方に、おすすめです。私もよく利用しています。
ぷらっとこだまは、のぞみやひかりに比べて、時間はかかりますが、こだまの指定席を安く予約できます。
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ぷらっとこだまのチケットの買い方と乗り方は、以下ページをご覧ください。

まとめ
新幹線のぞみには、普通車(自由席・指定席)とグリーン車があり、座席や設備、サービス、料金が異なります。
グリーン車は、静かで集中できる環境と快適な座席があります。ビジネス利用や読書、仕事でゆったり過ごしたいなら、グリーン車がおすすめです。ただし、料金は普通車よりも4,000円~5,000円ほど高くなります。
普通車は、料金が安く、カジュアルな雰囲気です。子連れでの家族旅行や節約したい方に、おすすめです。
快適さ重視ならグリーン車、コスパ重視なら普通車という選び方になります。



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